Ruleルール・マナー

カート道にボールが止まったときのルール|救済の受け方

公開 2026.10.17更新 2026.10.17

カート道にボールが止まったときのルール|救済の受け方

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Small talk

マイマイ

この前、ボールがカート道の上で跳ねて、そのまま止まりました

ゴウゴウ

よくあるね。そのまま打った?

マイマイ

はい。クラブが地面に当たって、手がじーんとしました

ゴウゴウ

それ、実はペナルティなしで救済を受けられるんだ。カート道は動かせない障害物にあたるからね

マイマイ

無料で動かせたんですか!?知らなかった…

ゴウゴウ

最も近い点から1クラブレングス以内に、ひざの高さからドロップする。手順を整理したよ

打ったボールが、カート道(カートが走る舗装された道)の上で止まってしまった。そのまま打つとクラブが傷みそうだけど、どこにボールを動かしていいのか分からない。

カート道にボールが止まったときは、ルールでペナルティなしの救済が受けられます。でも、救済の手順をまちがえると、ペナルティになってしまうこともあります。正しい手順を知っておくと、安心して救済を受けられます。

この記事では、カート道にボールが止まったときのルールを、カート道は動かせない障害物であること、救済の受け方の手順、救済を受けるときの注意点、そのまま打つ場合の考え方に分けて説明します。

内容は、日本ゴルフ協会(JGA)が発行する「ゴルフ規則」(2023年1月から使われている規則)を確認し、2026年10月17日時点でまとめました。カート道の扱いはゴルフ場のローカルルールで決められていることもあるため、プレーするゴルフ場の決まりも確認してください。

Pointsこの記事のポイント

  1. 01舗装されたカート道は、動かせない障害物にあたる。ボールがカート道に止まったり、立つ場所がカート道にかかったりしたら、ペナルティなしで救済を受けられる
  2. 02救済の手順は、カート道の影響がなくなる、ピンに近づかない最も近い点を決め、そこから1クラブレングス以内にひざの高さからドロップする
  3. 03最も近い点は、打ちやすい側とは限らない。ラフや木の近くになることもあるので、その場合はそのまま打つことも選べる。ゴルフ場ごとのローカルルールも確認する

カート道は動かせない障害物

カート道は動かせない障害物であることを、舗装されたカート道は障害物・ペナルティなしで救済を受けられる・立つ場所がかかるときも救済の3つに分けて図解したインフォグラフィックです。
  1. 舗装されたカート道は障害物
  2. ペナルティなしで救済を受けられる
  3. 立つ場所がかかるときも救済
マイマイ

カート道って、コースの一部じゃないんですか?

ゴウゴウ

舗装されたカート道は動かせない障害物。立つ場所がかかるときも救済を受けられるよ

舗装されたカート道は障害物

ゴルフ規則では、人が作ったもので、動かせないものを「動かせない障害物」と呼びます。アスファルトやコンクリートで舗装されたカート道は、この動かせない障害物にあたります。

舗装されていない土のカート道は、ゴルフ場のローカルルールで扱いが決められていることがあります。

ペナルティなしで救済を受けられる

ボールがカート道の上にあるときは、ペナルティなしで、ボールをカート道の外に移して打つ救済を受けられます。救済を受けるかどうかは、自分で選べます。

立つ場所がかかるときも救済

ボールはカート道の外にあっても、打つために立つ場所(スタンス)がカート道にかかる場合や、振るときにクラブがカート道に当たりそうな場合も、救済を受けられます。

ただし、カート道がじゃまにならない打ち方があるのに、わざと変な打ち方を選んで救済を受けることはできません。

救済の受け方の手順

カート道からの救済の受け方の手順を、最も近い救済の点を決める・そこから1クラブレングス以内・ひざの高さからドロップの3つに分けて図解したインフォグラフィックです。
  1. 最も近い救済の点を決める
  2. そこから1クラブレングス以内
  3. ひざの高さからドロップする
マイマイ

救済って、好きな場所に置いていいんですか?

ゴウゴウ

最も近い救済の点から1クラブレングス以内に、ひざの高さからドロップするんだ

最も近い救済の点を決める

まず、カート道の影響がなくなる場所で、ボールのあった場所に最も近く、ピンに近づかない点を決めます。これを「完全な救済のニヤレストポイント(最も近い点)」と呼びます。

その点で、打つときに立つ場所も、クラブを振る場所も、カート道にかからないことが条件です。点を決めたら、ティーなどで印をつけておくと分かりやすくなります。

そこから1クラブレングス以内

決めた点から、1クラブレングス(クラブ1本分の長さ)以内で、ピンに近づかない範囲が、ボールをドロップできる場所です。クラブレングスは、パターを除いた、持っているクラブの中でいちばん長いクラブの長さで測ります。

ひざの高さからドロップする

ボールは、ひざの高さから、まっすぐ落とします(ドロップ)。ドロップしたボールが、決めた範囲の中に止まれば、そこから打ちます。

範囲の外に転がり出てしまったときは、もう一度ドロップします。2回とも範囲の外に出たときは、2回目に地面に落ちた場所にボールを置きます。

救済を受けるときの注意点

カート道からの救済を受けるときの注意点を、打ちやすい側とは限らない・ピンに近づかない・ローカルルールを確認するの3つに分けて図解したインフォグラフィックです。
  1. 打ちやすい側とは限らない
  2. ピンに近づかない
  3. ローカルルールを確認する
マイマイ

救済を受ければ、打ちやすい側に出せますよね?

ゴウゴウ

そこが落とし穴。最も近い点は、打ちやすい側とは限らないんだ

打ちやすい側とは限らない

最も近い点は、カート道の右側になるか左側になるかは、ボールのあった場所によって決まります。打ちやすいフェアウェイ側を選べるわけではありません。

最も近い点がラフ(芝が長い場所)や木の近くになることもあります。好きな側にドロップすると、誤所からのプレーとして、ペナルティになることがあるので注意しましょう。

ピンに近づかない

救済の点も、ドロップする範囲も、ボールのあった場所よりピンに近づいてはいけません。ドロップしたボールが、ピンに近づく方向に転がって止まったときは、ドロップをやり直します。

ローカルルールを確認する

ゴルフ場によっては、カート道の救済について、独自のローカルルールを設けていることがあります。たとえば、カート道からの救済で、決められた場所にドロップできる、といった決まりです。

スタート前に、スコアカードの裏などに書かれたローカルルールを確認しておきましょう。ローカルルールについては、ローカルルールとはの記事で説明しています。

そのまま打つ場合の考え方

カート道からそのまま打つ場合の考え方を、救済は受けなくてもいい・救済の場所が悪いならそのまま・クラブが傷むことに注意の3つに分けて図解したインフォグラフィックです。
  1. 救済は受けなくてもいい
  2. 救済の場所が悪ければそのまま打つ
  3. クラブが傷むことに注意
マイマイ

救済って、必ず受けないといけないんですか?

ゴウゴウ

受けなくてもいいよ。救済の場所が悪ければそのまま打てる。クラブが傷むのには注意だね

救済は受けなくてもいい

カート道からの救済は、受けても受けなくてもかまいません。カート道の上から、そのまま打つこともできます。

救済の場所が悪ければそのまま打つ

最も近い点が、深いラフや木の真後ろになってしまうなら、カート道の上からそのまま打つほうが、打ちやすいこともあります。救済を受ける前に、どちらがよいかを考えましょう。

救済を受けるかどうかは、ボールを拾う前に決めておくと、迷わずにすみます。

クラブが傷むことに注意

カート道の上から打つと、クラブの底が舗装面に当たって、傷がつくことがあります。けがの危険もあるので、無理をしないようにしましょう。

ボールが打てない場所にあるときの救済は、アンプレアブルとはの記事でも説明しています。

カート道からの救済のまとめ

マイマイ

救済の手順、もう一回ひと目で見たいです

ゴウゴウ

救済を受けられる場面と、ドロップの手順をまとめたよ。ローカルルールも確認しよう

項目 ルール
ペナルティ なし
救済を受けられる場合 ボール、立つ場所、振る場所がカート道にかかる
救済の点 カート道の影響がなくなる、ピンに近づかない最も近い点
ドロップの範囲 その点から1クラブレングス以内、ピンに近づかない
ドロップの仕方 ひざの高さから
救済を受けない そのまま打ってもいい
マイマイ

カート道にボールが止まったら、好きな側に出していいですか?

ゴウゴウ

好きな側じゃなくて、いちばん近い救済の点を決めるんだ。ラフ側になることもあるから、気をつけてね。

マイマイ

救済の場所がラフの奥になってしまいます。

ゴウゴウ

救済は受けなくてもいいんだ。カート道の上から打つほうがいいなら、そのまま打ってもかまわないよ。

よくある質問

カート道にボールが止まったらどうすればいいですか?

ペナルティなしで、救済を受けられます。最も近い救済の点から1クラブレングス以内にドロップします。

カート道からの救済にペナルティはありますか?

ありません。

救済の場所は好きな側を選べますか?

選べません。ピンに近づかない、最も近い点を決める必要があります。

ドロップはどうやって行いますか?

ひざの高さから、ボールをまっすぐ落とします。

救済を受けずにそのまま打ってもいいですか?

かまいません。救済を受けるかどうかは自分で選べます。

土のカート道でも救済を受けられますか?

ゴルフ場のローカルルールで扱いが決められていることがあるので、確認しましょう。

まとめ:カート道にボールが止まったときのルール|救済の受け方

舗装されたカート道は動かせない障害物で、ボールや立つ場所がかかるときは、ペナルティなしで救済を受けられます。カート道の影響がなくなる、ピンに近づかない最も近い点を決め、そこから1クラブレングス以内に、ひざの高さからドロップします。

最も近い点は、打ちやすい側とは限りません。救済の場所が悪ければ、そのまま打つこともできます。

次にやるべきことは、次のラウンドの前に、ドロップする範囲を測るために、自分のいちばん長いクラブ(パター以外)がどれかを確かめておくことです。